枕の高さ選びについて
枕を選ぶ際、一番重要なのは高さです。性別や体型、寝るときの姿勢などによって、適切な枕の高さが異なるので、自分に適した枕を選ぶことはとても大切です。

枕が高すぎると首が不自然に曲がってしまうため、首や肩などの痛みを生じたり、いびきなどの症状を引き起こします。また枕が低すぎると頭や首をうまく支えることが出来ず、頭に血が上ってしまう可能性があります。
では適した枕の高さを確認するには、どのようにしたら良いのでしょうか?まず仰向けに寝た状態で、頭や首に必要な高さを確認します。本来身体が求めている自然な姿勢を維持できる枕が適切な高さです。
続いて横向きの状態になり、肩幅に合わせるようにしましょう。頭から背中にかけて骨がまっすぐになる高さが快適な枕で、このようなものを選ぶことをおすすめします。
枕のサイズと素材
枕には基本サイズ(63㎝×43㎝)のほかに、小さいサイズと大きいサイズがあります。基本サイズの枕は一般的な日本人に合った大きさなので、男女問わず多くの方が使用しています。
そのため、カバーの種類も豊富の揃っています。しかし、快適な睡眠を得るために、自分の好みのサイズを選ぶことは大切です。子どもや小柄な方なら小さいサイズでも十分な場合もあります。
また大きいサイズは寝返りを打ちやすいという特徴もあります。枕のサイズに加え、好みの素材も人それぞれ異なっています。実際に頭を乗せて、硬さや柔らかさ、沈み方、音などを確認し、最もリラックスできそうな好みの素材を選ぶようにしましょう。
代表的な素材にはクッション性や通気性、保湿性、吸湿性がある「ダウン(羽毛)」、通気性と耐久性に優れ、ぷつぷつ感を感じれる「パイプ」、首に柔らかくフィットする低反発素材の「低反発ウレタンフォーム」、体圧分散で圧迫感が軽減され、寝返りがとてもラクな「ムアツ」などがあります。
枕の品質と寿命
枕の寿命は使用している素材にもよるのですが、長くてもおおよそ3年程度と言われています。
たとえば”そば殻”を素材として使用している枕は、毎日使っているうちにそば殻が割れて粉状になることで虫が発生したり、アレルギーを生じさせる可能性があるので、1年程度で交換する必要があります。
枕の寿命は素材に加え、購入したメーカーや価格も関係します。枕専門店で購入すると3年程度の保障が付き、交換や修理などを無償で提供してくれるので、長い期間安心して使用することが可能でしょう。


