眠りやすい敷布団とは?
日本は四季がある国です。そのため、季節ごとに衣替えを必要とします。それは布団にも当てはまります、暑い夏の時期にはタオルケットなど薄いものに替えて涼しくしたり、寒い冬には掛け布団をかけて暖かくします。

しかし、掛け布団に替えただけでは、本格的な冬を乗り越えることはできません。なぜなら、寝床の保湿力は敷布団の影響が大きく、約70%近くの割合を占めているからです。
そのため、布団カバーやパットなどで温度調節をすることは快適な温度を得られる良い方法です。このように、直接背中に触れる敷布団をそれぞれの季節に適した温度に調整して、眠りやすさや睡眠の質を高めるようにすると良いでしょう。
自分に合っている硬さとは?
敷布団やマットレス役割には、身体を安定させることも求められています。つまり、硬さは眠りの質に大きな影響を与えるということになります。柔らか過ぎてしまうと、お尻を中心に沈んでしまい、身体がVの字の状態で寝ていることになってしまうのです。
この状態は腰に大きな負担がかかり、腰痛をはじめとした身体の痛みの原因となります。一方硬すぎると、背中全体に負担がかかり、疲れを回復させるどころか、さらに悪化してしまう可能性が高まってしまいます。
人それぞれ体格や部位にかかる圧は異なります。そこで、自分に合った硬さを見つけるために、寝返りがしやすい硬さか否かを見極めポイントとしましょう。
寝返りが容易に行える敷布団やマットレスを選ぼう!
なぜ人は寝ている間に寝返りをするのでしょうか?
それは、寝返りで身体の向きを変えることで、圧迫されていた部分の血液やリンパなどの循環をスムーズに促したり、体温の上昇を抑えるという重要な役割があるからです。
寝返りを定期的にすることで身体のゆがみや肩こり、床ずれなどの予防にもなります。つまり、快適な睡眠には寝返りは欠かせないものなのです。寝返りを上手に行うことができないとしたら、夜中に何度も目が覚めてしまい、疲労を回復することはできません。
また、1晩ずっと同じ姿勢で寝ていると、首や肩、腰、背中など全体、もしくは一部分に過剰な負担がかかり、翌朝、疲れが残ったまま目覚めることになるでしょう。
寝返りが打ちやすい敷布団やマットレスの硬さは、手で押すと3㎝程度沈むものが目安と言われています。敷布団やマットレスの硬さは、睡眠の質に大きな影響を与えます。購入する前には、必ず試し寝をし、その硬さをしっかり確認するようにしましょう。


