寝起きにくしゃみが出る「モーニングアタック」

寝起きにくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状に悩まされている方は少なくありません。これは「モーニングアタック」と呼ばれる寝起き特有の発作です。

寝起きにくしゃみが出る時の対処法

モーニングアタックは、くしゃみは鼻水などの鼻炎症状だけでなく、悪化すると目の痛みや頭痛などの症状も引き起こします。では、なぜこのような症状が寝起きに発症するのでしょうか?

それは寝ている間に、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を吸い込んでしまっていることが原因となっています。睡眠中はもちろん、布団を畳んでいる時にもアレルギー物質は空中に舞い散っているので、寝起きの時間帯にくしゃみに悩まされるのです。

症状を改善するには?

布団などに発生するダニやホコリなどを可能な限り除去する事によって、くしゃみや鼻水などの症状を抑えることが可能です。それには、寝具のお手入れが関係しています。特に注意が必要なのは、ハウスダストと綿ボコリです。

これらの細かい粒子を寝ている間に吸い込んでしまうことが、さまざまなトラブルの原因となります。では寝具のお手入れをする際、どのようにしたらよいのでしょうか?

床やベッド、押し入れ、そして布団本体に掃除機をかけて、ハウスダストや綿ボコリを取り除くようにしましょう。その後、水で拭いて乾拭きすることで、布団に付着するアレルゲンの元を減少させられるでしょう。

布団カバーには皮膚の表面についていた皮脂やアカ、汗、ヨダレなどがたくさん付着しており、ダニやカビはそれらを栄養源として増殖します。

そのため、布団には必ずカバーをつけ、こまめに洗濯することがアレルギーの症状を抑えるためには良い方法と言えます。さらにダニやカビなどは湿気を好むので、通気性を良くし、布団を乾燥させることも大切です。

布団を叩くことはNG!

布団を干すと布団叩きを使って強く叩きたくなりますが、絶対に叩いてはいけません。布団の表面についたホコリを落とすことを目的として叩いている方もいるかもしれませんが、布団を叩くことで中綿の繊維が壊れてしまい、かえって綿ボコリの発生率を高めてしまいます

そのため、布団を叩いて衝撃を与えることはくれぐれもしないようにしましょう。また、春先は天日干しすると花粉がついてしまう事が多くなるというリスクも伴います。

布団を干して、それを取り込むときには、入念に花粉を払い落し、さらに掃除機をかけることもおすすめします。