お好みの素材で選べる敷布団
敷布団を選ぶポイントのひとつは、使用している素材です。敷布団は体を支え、寝冷えしないようにしっかり保温することを目的としています。そのため、素材を選ぶ際には、しっかり身体を支える弾力があるか、十分な保湿力があるかという点を重視することが大切です。

定番の素材には「羊毛」「綿混紡」「木綿」「低反発素材」「ポリエステル」「真綿」「ウレタン」「キャメル」「トルマリン」などが挙げられます。
特に近年注目されている素材・トルマリンは、遠赤外線を発する性質を持つ鉱物・トルマリンを練り込んだ綿で、綿としての保湿力とトルマリンの温熱効果を兼ねています。冬は暖かくて夏は涼しく1年中使用することが可能なので、近年人気の素材として注目されています。
布団の硬さで決まる寝心地
敷布団はクッションのような役割を果たすため、柔らかいものがベストなのでは?と考える方も少なくありません。しかしそれは間違いで、適度な硬さがある敷布団が心地よい寝心地を得られるものと言えます。
なぜなら、敷布団が柔らかすぎると体重で沈んでしまい、時間の経過とともに床にまで達してしまい、クッションなしで寝ているような底つき状態になってしまいます。
また、体をまっすぐ支えることができないため、肩や腰に負担がかかったり、底についている部位に痛みが出てしまう可能性もあります。そのため、快適な寝心地を得るために、適度な硬さの敷布団を選ぶようにしましょう。
敷布団のお手入れ方法を把握しておくことも大切!
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかく、と言われています。敷布団は洋服とは違い、簡単に洗うことができないので、衛生状態を維持するために正しいお手入れ方法を把握することはとても重要です。
普段のお手入れは、定期的に天日干しをしたり、素材によっては年に数回丸洗いをすることで、これによって衛生状態を維持することが可能です。
それに加え、子どものおねしょや糖分を含んだ飲み物をこぼしてしまったなどのトラブルの場合、放置してしまうと雑菌繁殖の原因となるので、家庭にお子さんやペットなどがいるとしたら、お手入れしやすい素材の敷布団を選ぶようにしましょう。
たとえばシルクやウール(羊毛)などを素材としている敷布団の場合、いざという時にすぐに水洗いをすることはできないので、お手入れ方法を把握したうえで、家庭に合った素材の敷布団を選ぶと良いでしょう。


