羽毛の種類を確認しよう!

掛け布団として使われる羽毛には、「ダック」「グース」「マザーグース」の3種類が一般的です。

羽毛布団の選び方

それぞれ異なる特徴がありメリットもあればデメリットもあるので、それらを理解したうえで、自分に合った羽毛布団を選ぶようにしましょう。

まずダックの特徴ですが、価格が比較的安く、ダウンパワーはグースよりも優れています。しかし、ダウンボールが小さいため、ボリュームをアップさせると重さが増してしまうというデメリットがあります。

その点グースはダウンボールが大きいので、軽量でもボリュームがあります。しかし、ダックよりも高価です。マザーグースは飼育期間が長いので、ダウンボールが大きくて軽いため、ボリュームのある羽毛布団ですが、価格も高くなります。

ダウンパワーの高さと保温力

羽毛布団の品質を確認するうえで、ダウンパワーをチェックすることもポイントです。ダウンパワーとは、羽毛がどれくらいフワフワしており、どれほどの保湿性をもっているかなど、羽毛の弾力やふくらみを数値化したもので、「dp(㎝3/g)」という記号で表記されています。

日本で販売が許可されている羽毛布団は300dh以上のものですが、数値が高ければ高いほど保湿力の高く、弾力のある羽毛布団、つまり、品質が高い羽毛布団と言えます。

また、羽毛布団の中綿はダウンとスモールフェザーで構成されていますが、ダウンが50%以上使われているものは「羽毛布団」と呼ばれています。一方、スモールフェザーが50%以上使われているものは「羽根布団」と呼ばれていることも明記しておきましょう。

羽毛の重量を確認することも大切!

羽毛布団は、サイズ別に適性の羽毛重量が決まっています。具体的にはシングルの場合は約1.2~1.3㎏、セミダブルの場合は約1.4~1.5㎏、ダブルの場合は約1.6~1.7㎏、そして、クイーンの場合は約1.9~2.1㎏が羽毛の適正量となっています。

羽毛の重量をしっかり確認することは、羽毛の品質知る手がかりへとつながります。たとえば適正量以上の羽毛が使用されているとしたら、羽毛の特性である保湿力や通気性が失われたり、重すぎるなど品質が低下している可能性があります。

良い羽毛は、弾力性があるふくらみがあるため、適量で温かさを発揮します。そのため、羽毛布団を選ぶ際には、羽毛の重量をしっかりチェックするようにしましょう