敷布団は洗えるの?
多くの方が、敷布団は自宅では洗えないものと認識されているかもしれません。しかし、近年では、自宅で洗える敷布団も増えています。では洗濯ができるのかについては、どのようにして見極めたら良いのでしょうか?

敷布団には必ず洗濯表示が付いています。自宅で手洗い、もしくはコインランドリーで洗える洗濯表示は、「手洗い可」「洗濯機可」と記載されています。
このマークがあるとしたら、自宅の洗濯機や浴槽を使って洗うことが可能です。一方、「水洗い不可」「ドライマーク」がある場合は、クリーニングに出すしか方法はありません。
敷布団の洗い方とは?
では、自宅で敷布団を洗うには、どのようにしたら良いのでしょうか?まず全自宅で洗濯する場合、敷布団を完全に乾かすためには最低でも3日かかることを念頭にいれておきましょう。敷布団が生乾きの状態は、カビが発生する原因となります。
そのため、まずは晴天が3日続く日を天気予報を見てチェックしましょう。洗う日を決めたとしたら、洗濯する前に目立つ汚れは前処理をします。タオルに中性洗剤を染み込ませ、汚れている部分を軽く叩いたら汚れが落とせるようになるでしょう。
前処理が終わったら、いよい敷布団の洗濯です。浴槽を使用するので、浴槽を事前に洗っておきましょう。次のような手順で行えます。
- 敷布団の表面にシャワーをかけて、ホコリをとる。
- 浴槽にぬるま湯を半分ため、洗剤液を作る。
- 畳んだ布団を浴槽の洗剤液の中に30分~1時間つけこむ。
- つけこんだのち、足でやさしく踏み洗いをする。
- 布団をひっくり返し、反対面も踏み洗いする。
- 水を捨てる。
- シャワーで表面を流しながらすすぎ、再び浴槽に水をためて足で踏んですすぐ作業を2回繰り返す。
- 敷布団を浴槽のフチにかけ、脱水する。
- 物干し竿を2本使い、M字に干す。
- 数時間ごとに向きを変えて、早く乾くよう工夫する。
敷布団の干し方とは?
敷布団を干す際には、身体が当たる部分を日光に充てるように干しましょう。そして、1~2時間干したら裏返しをし、表と同じように干します。とりこむ際には、ホコリや花粉などがついているので、軽く手で払いましょう。
布団叩きなどを使って強く叩く方もいますが、布団の劣化の原因となるので、強く叩くことはやめましょう。
また、敷布団の素材によっては、直射日光を苦手とし、日陰干しが適している種類もあるので、使っている布団の特性を把握し、それに適したメンテナンスをすることは大切です。


